変な日本語
海外生活が長かったせいか
いまだに家ではずっと英語のせいか
本気で日本語(単語)が出てこないことがあります。
文章にして書く分には考える余裕があるのでいいのですが、
会話、特に焦って説明しないと!という状況では
日本語が出てこなくなります。
最近、「意識高い系」という言葉を知りました。
会話にちょこちょこ英語をまじえて話す人もこの「意識高い系」の1つの要素で
嫌われる そうです。
そのため、普段はちゃんと日本語をしゃべろう、と心がけるようにしました。
しかし、その心がけのせいか、変な日本語を発することがあり
相手の方が「?」となっている間を感じます。
例えば・・・
とあるビルの4階にあるネイルサロンで10時に予約をとっていました。
初めて訪れるのですが、看板等もなく
何階にあるのか、場所がどこかもいまいち分かりません。
予約時間は迫っており、焦ってお店に電話しました。
「今、何階のどちらにいらっしゃいますか?」
と聞かれました。
普通に答えるならば「1階の入り口です。」
でよいのですが、「1階」という言葉が頭に浮かびませんでした。
ヨーロッパでは「1階」=日本の「2階」
日本の1階は「Ground Floor」です。
私の頭に浮かんだ言葉はもちろん「Ground Floor」
しかし、このまま伝えたらもちろん意味不明です。
必死に訳そうとした私が発した言葉は・・・
「地上の階」の入り口です
電話越しの方の頭に「?」が浮かんだ気配を察したので
焦って「サンクスの隣の、入り口で・・・」と説明。
無事行き方を教えてもらい辿り着けましたが
地上の階って・・・と自分にツッコミつつ
地面の階、と言わなかっただけマシかな、と自分をフォロー。
もう1つ。
先日友人の家のたこ焼きパーティーに招待され準備をしていました。
私の担当は「たこをゆでる」係。
いい具合にゆであがったのでそれを友人に伝えたかった私。
発しようとした言葉は「it's cooked」。
しかし、英語です。
日本語にしないと・・・と思うのですが
なんと言っていいか分かりません。
悩んだ末にあきらめて「料理できたよ」と。
全然「ゆで」ただけであって、「料理」ができた、
という訳ではありません。
料理ができた、と言ってしまうと
味付けまでできたようなニュアンスに感じられます。
この「Cook」という言葉は「料理する」とか「料理を作る」と訳されますが
基本的な概念は少し違っているように思えます。
cook = 火を通して料理すること
ですのでただ切った野菜を盛りつけるだけのサラダとかには
cookは使えません。
日本に帰ってきて2週間。
まだまだ焦っているか、気を抜いていると英語が出てきます。
たまに「ありがとう」のかわりに「Merci」と言ってしまうこともありますが・・・
勘違い、しているわけではなく、
変な日本人 と思ってもらいたいところです。