ホリデー

生きるために働くのか

働くために生きるのか

 

そんな質問を耳にすることがありますが

ヨーロッパではみんな

休むために働く

 

ホリデーは2週間・3週間は当たり前。

それも年に2度、3度。

私は帰国でよく1週間休みをとっていましたが

みんなから「短かすぎ!!!」と言われていました。

 

クリスマス休暇が終わると新年が始まり

有休の数がリセットされます。

するとみんな1年分のホリデープランをたて始めます。

 

ホリデー第一のヨーロッパでも

いつでも突然2週間とかの休みが取れるわけではありません。

基本的には 仕事に影響がないこと、

バックアップしてくれる人の了解を得られていること

が大前提です。

そして休みは基本 早いもの勝ち。

 

6ヶ月後先でも1年先でも休みを申請し、

Approveされたら航空券などの手配に入ります。

 

そんな先の予定、もし突然大事な仕事ができたらどうするの?

日本人であればいろいろ不安になります。

が、ヨーロッパ人は休みが承認された以上、休み優先。

仕事をずらしてもらうか、残った人が対応します。

 

どうしても休みをキャンセルしなければならなくなった場合、

旅費などすべて会社が負担する、というところもあります。

すべての会社がそうではないとは思いますが

うちはそうでした。

ですので、なんとしてでも残ったメンバーでやりくりしていました。

 

誰かがホリデーをとったときにカバーするのはお互い様。

ホリデーに対して文句を言う人はほとんどいません。

 

ベルギーは有休は基本年間20日ですが

ドイツだと30日。

さらに祝日や、クリスマス休暇など別にあり、

ドイツで働いていた頃は3分の1くらい休んでいる気分でした。

有休は全部決められた年内に消化しないと

人事に怒られます。

 

ベルギーではさらに有休取得率にあわせて

ホリデーボーナスが支給されます。

額は決まっているのですが有休を100%消化しないと

ボーナスが100%もらえません。

このホリデーボーナスは5月〜6月の給与で支払われ

みんな夏のホリデー資金にしています。

日本では考えつかないような制度かもしれません。

 

まさに休むために働く

そういう考え方もあっていいかと思います。